13.6 バックキャスト

時系列を「バックキャスト」すること、つまり、時間の逆方向に予測することが役に立つことがときどきあります。これを行う組み込み済みのR関数はありませんが、新しい時間インデックスを作り出すことで容易に実行できます。

オーストラリアの外食支出を(実績値は1982年4月からですが)1981年の最初まで拡張したいとします。

backcasts <- auscafe %>%
  mutate(reverse_time = rev(row_number())) %>%
  update_tsibble(index = reverse_time) %>%
  model(ets = ETS(Turnover ~ season(period = 12))) %>%
  forecast(h = 15) %>%
  mutate(Month = auscafe$Month[1] - (1:15)) %>%
  as_fable(index = Month, response = "Turnover",
    distribution = "Turnover")
backcasts %>%
  autoplot(auscafe %>% filter(year(Month) < 1990)) +
  labs(title = "オーストラリアの外食支出のバックキャスト",
       y = "10億ドル", level = "区間予測")
オーストラリアのカフェ、レストラン、テイクアウト・サービスへの月次支出のETSモデルを使ったバックキャスト

図 13.8: オーストラリアのカフェ、レストラン、テイクアウト・サービスへの月次支出のETSモデルを使ったバックキャスト

ここでやっていることのほとんどは、tsibbleオブジェクトの再インデックス化とfableオブジェクトの再インデックス化です。